フリーター就職・既卒就職 ジェイック インタビュー記事(2)
ジェイックさんにインタビューしてきました その2
フリーター就職・既卒就職 ジェイック インタビュー記事(2)となります。
では、早速ご覧ください!
フリーター就職・既卒就職 ジェイック インタビュー記事(1)はこちらです。
ジェイック インタビュー記事記事(2)
1.就職支援講座の内容はどのようになっていますか?
2.面接会に参加する企業数は毎回20社ですか?業種に偏りがあったりしますか?
3.内定がもらえなかった場合はどうなりますか?再チャレンジは可能ですか?
4.正直な話、途中で脱落する受講者もいますか?
5.どのようにして未経験者を採用したい、優良企業を集めてくるのですか?
6.企業側にとっての、御社を利用する事のメリットについて
7.就職サポートをするにあたり、どういった事を大切にされていますか?
***
●就職支援講座の内容はどのようになっていますか?
【インタビュアー】
なるほど、わかりました。次は就職支援講座の内容ですね、こちらをまた簡単に教えて頂ければ、と思います。
【高藤さん】
就職支援講座の内容ですね。
【インタビュアー】
そうですね。1日の。
【高藤さん】
基本的には、まずさっきちょっとお話したビジネスマナーの講座だったりとか、就活のスキルアップといったところで面接対策を行ったりします。
あと、就活のこれは言っていなかったと思うんですけれども、社会人としての心構えみたいな講座もあります。
要は就活のスキルを教えてもいきますが、結局そのスキルも使う人間の気持ちで左右されるということがあると思いますので、社会人としてどうあるべきかという部分です。
そうした事を結構いろんな例を出したりとか、他の有名な人のお話を引っぱてきて、そこから学習をして頂いたりとか、っていうふうに、ここの教養の授業も結構ありますね。
で、1日の研修の流れですと、今は、朝9時半からです。
なるべく会社のリズムに合わせて行います。
今まで深夜帯でずっと働いてきたっていう方もいらっしゃるので、生活リズムを合せないと、会社に入ってから、寝坊ばっかりとかになっても困りますからね。
そして9時半から開始して、夕方4時半までっていう形で、講義を行っています。
で、大学みたいに授業があって、そしたら休憩があって。で、お昼は、みんなでお弁当買いに行ったりとかして、食べて頂いて。
そして午後はまた切り替えて授業やって、ですね。終わったら4時半ぐらいになるんですけれど、その後、全員で日報書いたりとかします。
今日1日何をやったかを整理して。で、講義室がそのまま自習室として開放されますので、その後わからないこととか、悩みとかあれば一緒にその解決を考えたりします。自由に残る事も出来ますし、帰る人は帰るし、というような形ですかね。
【山崎さん】
就職支援講座の中身としては、比較的自分で考えること、考える時間もやっぱり多く時間を取っています。ずっと講師からの話を聞くだけだど、疲れもしますしね。
就活ってやっぱり自分の想いだったりとかっていうのを整理する、伝えられるってのいうのがすごく大事になってきますから、ワークをしたりとかっていうのは比較的多いですね。
あとは、授業をスタートする一番最初に、その日の日経新聞の読み合わせがあるんです。それも理由があって、就活で最近気になるニュースは?って質問された時に、芸能ネタは話せないですし。
あんまり政治・宗教の話題も良くないですから、そういう中で、経済の話とかできるように、毎回グループになって読み合わせを行っているんですね。20人いても、4人1組で、A、B、C、Dみたいな感じでやります。
で、グループ内で、自分がその日、興味を持ったニュースを、メンバーにプレゼンしていきます。
ですから、そういう時間もありますので、そこでプレゼン能力だったりとか、今の日本の経済のことを理解していくみたいなのもやったりもしますね。
それ以前って、きっと日経を読むといった習慣ってあんまり無いですよね。社会人になる前に日経を見るなんていう習慣が。そういうのも行いますね。
インタビュアー
ここで初めて日経、見る方多いですよね?
【山崎さん】
そうですね。初めて買うとかって方多いと思いますよ。どこで買うんですか、とか聞かれたりします。
【高藤さん】
近くで売ってないと思ってたりします。
【山崎さん】
たぶんここの1階のセブンイレブンの日経、すぐ売り切れると思いますよ。
【インタビュアー2】
あ、普通のセブンより多く仕入れてました。たしかに。
【インタビュアー】
日経は話、出る事が多いですよね。経営者の方と話すと。
【山崎さん】
そうですね。出ますね。
【高藤さん】
就活のスキルを覚えたらそれで受かるって思っている方、多いんです。でもやっぱりそうじゃなくて。
そういう習慣的なこと、新聞を読んでるとか、朝早く来てちゃんと挨拶して、掃除とかしっかりやれてとか、やっぱりそういうところの方が結局大事になってくるところはありますね。
ですから、そこに気づいて頂けるようにっていう事で、講座の中でやってるところはありますね。
【インタビュアー】
なんか就職する前っていろんなイメージ勝手に膨らみますよね?仕事に対して。でも入っちゃうと、実際基本的な事は大切ですよね。素直かどうかは大切ですよね。
【山崎さん】
本当にこう当たり前のことで、軽視されがちなところもしっかりやりますね、本当に。挨拶とかですね。例えば新人が入ってきてそれできないだけで、一気に見放されてしまうこともありますし。そういうところをすごく研修では伝えていってますね。
●面接会に参加する企業数は毎回20社ですか?業種に偏りがあったりしますか?
【インタビュアー】
わかりました。次なんですけれども、面接会に参加される企業さんの数、毎回20社と書かれていたんですけれど、実際に20社ですか?
【山崎さん】
そうですね。前後する事はあります。
さすがに大きく5社離れたりとかはないんですけど、19社、18社のときもあれば、23、4とか。そのバランスがやっぱり大事ですね。
【インタビュアー】
やっぱり企業さんからも希望があるんですか?今回は出したいとか。今回は見送りたいとか。
【山崎さん】
企業さんからってことですか?
【インタビュアー】
はい。人が欲しいからとか今回は出たい、みたいな。
【山崎さん】
そうですね。結構ありますね。企業さんによって、毎回出る会社さんもあれば、例えばどうしても英語がしゃべれる人が欲しいんだよねとか、体育会系でやってた人が欲しいんだよね、とかっていう人材の要望があった時、今回、希望に近い人が研修受けてますよって言うと、じゃあ出るよとか。そういう場合もあります。
【インタビュアー】
業種的にはどうでしょうか?それも気を遣ってバランス良くでしょうか?
【山崎さん】
そうですねバランスは考えます。あと、お断りをしてる業界もあるんですよ。介護系と、パチンコ、アミューズメント業界とか。あとは、金融系ですね、保険とかもお断りしています。
不動産でも投資用不動産もお断りをしていて。
やっぱり業界的に離職率が正直高いよね、といわれる企業さんはすべてご紹介をしていないですね。で、ご参加して頂く企業さんの中では、できる限りバランスは取ろうと思ってはいます。
成り立ちが教育からスタートしていて、どっちかっていうと、メーカーさんとか商社の教育とかお客さんが過去すごく多かったので、そこからの流れできて、以前はメーカーとか商社が多かったりとかしましたね。最近はIT企業もちょっと増えてきていたりしますね。ただ、20社全部この業界ですっていうのは、まずはないですね。それはストップします。
【インタビュアー2】
いらっしゃるのは人事の担当の方なんですか。
【山崎さん】
結構、経営者の方が多いですね。それか幹部系の方ですね。結構、我々もそこ(経営者か幹部の参加)をお願いしますって言ってるんです。
【インタビュアー2】
そうなんですか。
【山崎さん】
はい。まずは、できれば社長、もしくは幹部陣です。例えば、できれば部長クラスをまずは来て頂きたいっていう話は、こちらからは結構、依頼しますね。
【インタビュアー2】
理念とかを話して欲しい、といったリクエストなどもしますか?
【山崎さん】
そうですね。やっぱり会った時に話して欲しいです。社長がその会社を作り出したりもしますので。
やっぱりそこを伝える上でも、できる限り社長や幹部陣がその場に来て欲しいっていう話はしますね。面接に行って初めて社長に会ったとかよりは、一番最初に会って、来てもらった方がお互いに時間の無駄にもならないということもありますから、そこはお願いはしていますね。ですから、社長のご参加は多いと思います。
【インタビュアー】
社長がいたら話早いですよね。
【山崎さん】
そうですね。ですからうちは結果が早いと思います。イベントからそうですね、本当に数週間で決まったりします。1回社長と会って、また次の面接があってとか、その次が既に最終面接とかになっちゃったりするので、2、3週間ぐらいで内定までは出ると思いますね。
【インタビュアー】
それは早いですよね。場合によっては来週から来てくれよって、そういうところもあったりしますか?「
【山崎さん】
そういう事もありますね。早ければ。本当にお互いに相思相愛であれば、ありますね。
【インタビュアー】
すごいですね。わかりました、ありがとうございます。
●内定がもらえなかった場合はどうなりますか?再チャレンジは可能ですか?
【インタビュアー】
次ですけれども、内定がもらえない方も残念ながらいると思うんですが、そういった場合再チャレンジというか、何回まで参加可能とか設定がありますか?
【高藤さん】
何度でも参加できます。制限は無いんです。要は1回対策を受けてしまいさえすれば、今後はジェイックの紹介する、ジェイックの主催している全国の全ての集団面接会に何度でも参加ができるようになります。
ですから、毎回いろんな20社ぐらいの企業さんと直接100%会って頂いてっていう事をして頂く事が出来ます。
あとは面接を受けていったりとか、進路面談を進める中で、例えばその人が特殊な技能を持っていたりとか、パソコンのスキルがとても飛び抜けているとか。
今クラスにいる生徒さんで、中国語が堪能な方がいるんですが、そうなるとやっぱり普段の面接会に中国語を扱える人募集っていう企業が1社だけ来るっていうのは、なかなか難しいところありますので、そういう方がいるときは個別でご紹介したりとかはあります。
あとはどうしても営業職じゃなくて、こういう人が欲しいなどそれに合ったスキルを持つ方には、そこは個別で紹介したりとか、っていうことを結構やっていたりします。
ですから、そうですね。色々な機会はあると思います。本人が諦めなければ、就職は決まるという事は思いますね。
●正直な話、途中で脱落する受講者もいますか?
【インタビュアー】
わかりました。次の質問となりますが、正直な話、途中で脱落される方も、実際いるんじゃないかと思うんです。もちろんいる時、いない時と両方あると思うんですけれども。
【高藤さん】
いない時ももちろんありますよ。いる時もあります。
いる時の理由としては、例えば単純に他で内定をもらう場合です。ジェイックで面接対策をしている中で、同時並行で自分でも企業の選考を受けている方もいます。
ですので、並行して自分で履歴書を出して、面接を受けている企業の選考の方がどんどんうまく行き始めて、そちらで就職決まったとかっていう方もいますね。
それでうちの講座は辞めますと。無事決まりましたと。でも、それは結構、なんかお互い良かったねっていう感じになりますね。その本人にとって納得いく形で就職決まるっていうのがベストなので、おめでとう、と送り出す感じです。
あとは、本人が過去にすごいこう大きなトラウマがあったりした場合。なんかそれがあって、どうしても無理という人は、進路面談をして、他の道があればそういう道をご案内したりもします。
でも、やっぱりそういうところがあったとしても、その後も挑戦して下さる方もいるので、なるべくしっかりと就活をして頂けるようにフォローはしています。
●どのようにして未経験者を採用したい、優良企業を集めてくるのですか?
【インタビュアー】
なるほど。わかりました。次の質問となるのです、どのようにして未経験者を採用したい優良企業を集めてくるのでしょうか?
【山崎さん】
それはどっちかっていうと、企業側の販促になりますね。ウェブもそうですし、あとはお客さんの紹介とかも多いですね。そうですね、後は我々がFAXとか販促を行ってやってみたりとか、リピーターとかも多くてですね、結構幅広いですね。
企業集客に関しては、市況もありますが結構お問い合わせを頂くケースも多いですね。
ただ、我々の方でさっき言ったお断りをしている業種などもあり、結構断っているケースもありますね。厳選しつつっていう感じですかね。
【インタビュアー】
年々、新規の会社さんも増えていますか?
【山崎さん】
そうですね。年々は増えていると思います。で、そこで優良企業というところで一つやっている事があります。問い合わせ、電話の段階ではすぐに「イベント参加できますよ」とは言わないようにしているんですね。
必ず、問い合わせを頂いた企業さんに取材に出ています。担当者が。でないと実態が分からないですよね。
その会社のホームページだけ見ても、うまく作り込まれていたりとか、良い写真ばっかり掲載してあれば雰囲気良さそうに感じます。でも、やっぱり事業所というか、会社に訪問して直接話を聞かないと、見極められなかったりしますからね。そういう意味でも、ルールとして必ず取材に行きます、っていうのは徹底してやってますね。
【インタビュアー】
その取材段階で、この会社はちょっとな・・・というのもあるんですか?
【山崎さん】
ありますね実際。
私たちがご紹介しているのは、未経験の方です。ですから入社してからのご教育がすごく必要になるんですね。会社に入ったらすぐ売上あげて欲しい、みたいな所とか、強引な考え方の社長の場合には、うちは合わないですっていうお断りをするケースがあります。
【インタビュアー】
なるほど、定着率というか入った後の仕事のやり甲斐いっていう部分も、すごく重視されていますよね。
【山崎さん】
そういう会社って内定はすぐ取れると思うんです。でも、我々はやっぱり定着を支援しているっていうところがあるので。そこは矛盾しないように、どっちかというと、企業の入口をある程度狭めているって感じはありますね。
●企業側にとっての、御社を利用する事のメリットについて
【インタビュアー】
わかりました。次はですね、企業側にとって御社を利用することでどういったメリットがあると思われますか?採用しやすいとかはあると思うんですけれど。
【高藤さん】
履歴書で選考して、面接を行う企業って多いですよね。
つまり、たくさんの求人サイトとかを使って、多くの企業はエントリーシートや履歴書、職務経歴書などの書類を送ってもらって、それを見て面接に呼ぶけれども、面接してみたら実は全然、意欲も何も無かったりとかあったりします。
あとは、面接で僕は出来ますって言うけど、実際何も基礎ができていないとか。
そうしたように面接に来てもらう段階で質が選べないというか、学歴とか先入観でしか選べないっていうところがよく言われるところだったりしますよね。
それに比べると、うちはある程度研修を通してやっていっていますので、基礎がちゃんとできているとか、人への感謝がどういう事かっていうのを学んでいったりとかしています。
あと、面接だったりとかも結構徹底的にマナーや対策をやるので、不躾(ぶしつけ)なことをしたりとかないように、ですね。
それに志望動機とかもしっかりやります。最低限、「君なんで面接来たの?」っていう状態ではなく、しっかりと準備します。
この人面接する時間は無駄じゃなかったな、と思って頂けるように。
あとは意欲に溢れている方が本当に多いんですね。最初は就職に対しての目的が、なんていうんですかね、目的が見つからなくて、所属意識で、就職することを目的にしているって人もたくさんいると思うんです。周りが、だからとりあえず入らなきゃっていうとこで。
でも、それだと会社に入った後に何もないというか。そうじゃなくて、働いた先をどうするか、という話を結構してるんですね。
そこで、目的を見つけて、私はこういうふうに生きていきたいんですとか、私は御社の仕事を通して、例えば家庭を幸せにしたいでもいいと思いますし。
【山崎さん】
あとは企業側にとってのメリットとしては、先ほどの本当に採用しやすいっていうのはあると思うんですけれど、企業さん、我々のターゲットというか、多くのお客さんって中小企業なんですね。
で、多くの求職者さんは、やっぱり名前が知られている会社だったりとかはイメージしやすいですよね。
しかし、中小企業だけど例えば、その業界ではシェアがトップだったりする企業もあります。でも、うまく求職者にサイト上などで告知できてないといいますか、知ってもらう事が出来ていない場合も多いんですね。
結果、良い人が採用できないっていう悩みって、すごく多いと思うんですね。
なので、そういう意味では、うちではさっき言いましたけど、必ず1対1で20代の方、20名と必ず会える保障がありますので、そこはすごく直接、自社の魅力を社長自身が伝えられるっていう意味では大きなメリットだと思いますね。
私、実は営業を過去にやっていたんですけど、求人サイトに載せても、50万とか100万出しても、1人も応募者が来ない可能性も全然あるんですよ。そういう意味ではジェイックを利用することで、半日かければ20代の若手の、それも意欲がある人と会えるっていうのは大きなメリットだと思いますね。
【インタビュアー】
実際そういった会社もありました?募集しても全然人来なくて・・・困ってるんだよねっていう企業さん。
【山崎さん】
ありますね。話しを聞いてるとすごく魅力的だな、とか。それこそ条件もすごく良いし、こんなに社員を大切にしてる会社ってあまり無いんだろうなって思うんですけど、でも会社の名前は正直聞いたことない。実際、そういう会社ってホームページも結構古いんですよ。そういう所に力かけてなかったりするので。
これたぶん初めての人は見ても、そもそもどんな仕事するかイメージ湧かないだろうな、みたいな会社もありますね。
【インタビュアー】
今は会社のホームページは必ず調べますよね。
【山崎さん】
そうですね。
そういう一般に知名度が低い、でも良い企業さんの間に入る事が出来る、っていうのが、すごく企業にとってもジェイックを利用する大きなメリットだと思います。
【インタビュアー】
わかりました、ありがとうございます。
次の質問をさせて頂きたいのですが、企業側が未経験者を営業採用するにあたって、求めてる事、こんな人が欲しいなっていう人物像というか、そうした事がありましたら、教えて頂ければと思います。
【山崎さん】
そうですね。一番は正直。素直さと。本当にスキルは求めてないんですよ。
【高藤さん】
元気さ、というのもたぶん声が大きいとかそうした事ではなくて、挨拶ができるとか、本当にそういう最低限の事ですね。ていうところを求めているので、うちの研修がぴったり合うといいますか。
逆にスキルがあってとか、人脈があって、ていう人を求めてる企業さんは我々もうちは合わないですって言います。
そういう事では、素直さとか、元気さとか挨拶とか最低限のものがわかる意欲がある人を求めている企業だけ集めてるみたいな感じです。
●就職サポートをするにあたり、どういった事を大切にされていますか?
【インタビュアー】
なるほど、分かりました。次の質問なんですけれども、就職サポートをするにあたって、どういったことをコンサルタントの方は、大切にされていますか?
【山崎さん】
それはお二人から。
【高藤さん】
そうですね、就職サポートするにあたって、大切にしている事は・・・コンサルタントというよりは、カウンセラーっていう立場である事でしょうか。
私たちは最初の初期のカウンセリングだったりとか説明会を担当しているんですね。
ですので、教えることは簡単なんですけど、こうあるべきっていうのを大切に接しています。
でも、なんていうんでしょうか、最初多くの方が、自信がものすごくない状態で来る方がすごく多いんです。
何か過去に失敗してしまって、挫折があって来ている。心を閉じていて、自分は上手くやれないと思っていて答えを求めて来ている方も中にはいます。何か就職するために上手くいく方法を早くてっとり早く教えて欲しい。それがスキルって方向にいくと思うんですけどね。
でも、やっぱりスキル中心でやってしまうと、自立は全くしなくて。
結局また何が問題が起きたときに、誰かに頼らなきゃ生きていけないってなってしまうっていうのは意味がないというか、本当の意味での支援じゃないって思っています。
実は私が入社当初の事なんですが、自分の経験やノウハウを生かしてこうすれば就活が上手くいくよとか、という話をしてたんですね。正直。
ですけど、そうしていたら入社した後も、相談が終わらないんですね。1人では解決問題できないようになっちゃっていた。
そうした経験があって、これじゃだめだなって気づきがあった時からは、そうですね、あなたがどうしたいのかとか、あなたが人生を望む方向に進めるためにどうすればいいのかとか、カウンセリングをメインにするようになりました。
考える意思決定をするための補助をしたり、必要な考えるための要素を提供したりっていう事をメインに。だから、講義中にちょっと大変ですとか、いろいろ追いつかないです、やったこと無いんで・・・とか言い訳を言ってきたりする人もいますけど、でも、じゃあそれであなたはどうしたいんですかって話をすると、就職を決めてお母さんを早く楽にしてあげたいですとか、本音に戻る事が出来る。すると頑張れる。
じゃあ今やる事ってなんだろう?って言って話をして、具体的に行動を一緒に決めていくとかっていうふうに、その補助がすごい大事だと思っています。
自分で気づき、自立させていくっていうのをすごい僕は大事にしています。ちゃんと全部それが実現できているかは分からないですけれど、そういう考え方で今は仕事をしています。
【保科さん】
私もそうですね、今の話に被る部分もあるんですけれど、やっぱりその人が、本心でどうしたいのかっていうのをやっぱり思って頂かないと難しいと思っています。
なかなか私たちがこれやった方が良いよ、と言っても、例えば、それこそ研修を途中で辞めてしまったりだとか、就職しても上司に相談せずに例えばいきなり辞めちゃうとか。
そういうところに繋がってしまうと、その後、本人がもっと苦労することになってしまいますよね。
ですので、しっかりその人自身が、自分の将来のこと考えたり、こうしたいっていうのが出てくるようなサポートがしたいなっていうのは、理想ですけれども、すごい思っています。
あとは、来る方が、就活に対してネガティブに捉えている方が多かったりするんですね。
上手くいかないとか、大変だとか、そうしたイメージがあって。ですので、さっきも出たんですけど、ここ(ジェイック)だと割と仲間が出来るとか、相談出来るとかそういう環境は整っているので、その中で前向きに、できれば楽しんで就職、将来のことを考えて頂けると嬉しいなっていうことでサポートはさせて頂いています。
【高藤さん】
良い会社に入ってもやっぱり自分でそういうのが解決できないってなっちゃうと、問題なんていくらでもありますし。どんな会社に入っても、大変なものは大変になってしまいますから。
【インタビュアー】
悩みの相談も多いですか?すごく悩んでるんです・・・どうしたら良いでしょうか、といったような相談。
【高藤さん】
そうですね。悩みの相談はしょっちゅうです。
【インタビュアー】
しょっちゅうですか。
【高藤さん】
もう1日中その悩みの相談をしている、受けている日もあります。
過去の考え方とかが彼らの中にあって。よく聞くのはいろんな就活関連の所に行ったり、お母さんとかに話をしたら、真向から否定されて・・・。
悩んでいるのに誰も聞いてくれないんです、みたいな悩みを持っている人も結構いたりして。
だから、否定しないっていうのをすごい大事にしています。絶対にこちらから否定する事は無くて、どんな考え方にも間違ってるという事は無いと思っているので。
その考え方を受け止めた上で、その価値観がどこから来ているのか、非論理的な、何々でなければいけないっていう、どっかに非論理的な考えが過去の何かの経験から生まれてしまっている事もありますから。
それについて、じゃあ一緒に焦点当てて考えてみましょうかってやると、それは必ずしもそうとは限らないねっていうのが見えてきて。で、そこから、じゃあ今の考え方ってどうなの?って考えてみた時に、今そうした考え方をしてる自分はどう写りますか?というのを聞くと、「あっ、ちょっと違うかもしれません」っていうところを見つけたりして。
じゃあ、そこからどうしていこうか、という建設的な話に否定をせずに変えていくっていうことを悩みの相談を受けてる過程でやっていますね。
【インタビュアー】
とても大変そうですね。お話を聞いていると。カウンセリング的なサポート、という事ですね。
⇒ ジェイック インタビュー記事記事(3)へ続きます。
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