過度なSPI対策はNG
SPI対策
SPI総合検査とは、リクルートマネジメントソリューションズが提供している適性検査ですね。
SPI、SPI2と経て、2015年現在はSPI3が最新バージョンとなっています。性格と能力の2領域を測定する検査として知られています。
2012年には9050社が利用していたというデータもありますし、新卒、第二新卒を採用している企業の適性検査として、非常に知名度が高いですね。
中小企業、零細企業で導入している会社は少ないかもしれませんが、ある程度の規模の会社なら、採用時にSPI検査を実施しているケースがあります。
私が正社員として最初に働いた会社でも、適性検査を行っていました。SPIではありませんでしたが、アンケートに答えて性格診断、能力診断を行っていましたね。
そのため、「しっかりとSPI対策を行いたい」と考えるかもしれませんが、過度な対策はNGです。確かに検査内容を見ると、私たちが小学生時代に受けた知能検査に似ていますし、IQ測定の検査にも似ています。
検査内容は言語、非言語に分かれていて、語句の意味や用法、文の並び換え、空欄補充、長文読解、確率、集合、表の読み取り、料金の計算、不等式と領域など、内容に慣れれば対策は可能かもしれません。
書店に行けばSPIの対策本が売っていますので、そのような書籍を購入したり、ネットで調べて問題を解いてみても良いでしょう。しかし対策し過ぎると、逆に結果が不自然になるかもしれません。
と言うのも、企業としては問題を解けるだけでなく、どのような分野が得意なのか、逆にどんなジャンルが苦手かを計る指針として、SPI検査を利用していると考えられるからです。
もし全ての問題に完璧に回答しても、「明らかに対策を行っている」と分かってしまうのではないでしょうか。
また、あまりに完璧だと、入社前と入社後の自身のギャップに苦しむかもしれません。正社員の仕事は甘くないですし、今までの自分の未熟さに気付く時が必ず来ますからね。社会人生活は、そこからが勝負と言えます。
そしてSPI検査には、上記のような能力適性だけでなく、性格適性もあります。
性格適性に関しても、企業が望む人物をイメージした回答は可能かもしれませんが、本来の自分とあまりにかけ離れてしまうと…結果的に苦しむことも多いでしょう。
そのため、ある程度「好まれる回答」に目を通した上で、本番ではインスピレーションで答えることをおすすめ致します。
SPI対策は大切ですが、過度な対策は逆効果になりかねませんので、気を付けて下さいね。
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